ゲゲゲの女房 |武良布枝

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ゲゲゲの女房ゲゲゲの女房
武良布枝
実業之日本社 刊
発売日 2008-03-07




心穏やかになる不思議 2010-04-16
私の世代なら誰でもが口ずさむ事のできる、ゲゲゲの鬼太郎のテーマソング。子供のころ当然お化けというだけではさも恐ろしく感じていましたが、この歌で、お化けは夜、墓場で運動会をして楽しみ、お化けは死なないという下りを聞いてうたうにつれ、お化けもそんなに悪くないかなという気がしたものでした。

水木氏の奥様が書かれているこの小説では、極めて淡々と出来事が時系列的に丁寧に綴られていますが不思議な好感と読後の心の落ち着きをえられるのです。

それは、彼女の筆力のみによるところでなく、彼女の人間にたいする姿勢の美しさ故ではないかと思います。

現代でこそ、夫の亭主関白的な態度や、姑姑の事は、たいていの女性に否定的に感じられるように描かれている。しかし、彼女は、夫のマイペース(おむつ代がやっとというときに、プラモデルを買ってしまう夫とそんな事もあるかと受け流す器量)、姑の注文(全ては息子のために嫁にあれこれと注文する)もさもありなんと受け止めてできる事を慎ましくやろうとする。

(この辺りは、実際、配偶者の家族とどう接するかという事へのヒントともなり得ると思います)

それよりも、左腕が無くとも、極貧の生活が続こうとも、自分の道を貫こうとする夫のひたむきな努力にいつも感銘し、応援しようとしている姿は平凡なようで実際際立って美しい。

天才漫画作家を支えた妻の自叙伝というよりも、むしろ夫、家族への穏やかな愛情の結晶を文に表したものと感じられ、それゆえに、読み手の心は多いに暖まり、穏やかな心地となる。


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